気ままにバツイチ・シングルライフ -16ページ目

母はひたすら悲しい

イラクで人質となり、安否が気づかわれていた香田証生さんが首を斬られて殺害された。
色んな人が色んなことを言っている。
それぞれの立場で、それぞれの思いで。

私はどうしても母として考えてしまう。
本人はある程度の覚悟を持って、自分の意思での結果だからこの際おいておく。
だけど24歳まで育ててきた息子があんな惨たらしい死に方をするなんて、
もし自分の息子だったら、と考えると母はただただ悲しい。

事件があると家族や関係者に対して全国から電話や手紙が寄せられるという。
中には励ましもあるだろう。
だけど例え被害者であっても非難する内容も少なくないらしい。
今回のケースはバッシングが相当あるだろう。
お願いだからご家族をそっとしておいてあげてほしい。
息子を止められなかったことで一生自分たちを責めて悔やんでいくんだから。

我が子を失う悲しみは人種や宗教を超えて万国共通のはず。
その気持ちをシェアすることができれば、その思いが自分だけじゃない、とみんなが知れば殺し合いなんてなくなるのにね。






ヨン様はお好き?

言わずとしれたおば様方に大ブレークのペ・ヨンジュンのことです。
私のまわりの若い女の子たちはキモチワルイとか言って人気はイマイチのようですが、実は私はけっこう好きだったりする。
おばさんの証明みたいであまり大きい声では言えないんだけどね。

どこに魅力を感じるんだろう、と自分なりに分析してみたら、な~るほど。
私って眼鏡の似合う男に弱いんだわ。
しかもメタルフレームだとなお宜しい。
そもそも昔からインテリタイプが好きだったんだ。

ところで我が息子(長男・高1)は眼鏡をかけている。今年の夏、初パーマをかけたところ、バイト仲間に「ヨン様」と呼ばれているという(笑


地震のこと

崩落現場から4日ぶりに2歳の男の子が救出された。
あんな状況の中、奇跡としか言いようがない。
お母さんやお姉ちゃんは本当に気の毒だけど、余震のなか、自分の身の危険もかえりみず救出に全力を尽くしたレスキュー隊の人たちに心からの敬意を送ります。
ある隊員は「自分にも3人の子供がいる。自分の子供を助ける気持ちで救助にあたった。余震で自分がどうにかなっても仕方ない、と覚悟した」という。
そして、現場にいるわけではないけれどその人たちの無事を家で祈りながら支える家族がいる。
ボランティアに行っている人たちもいる。
そんな人たちのナマの声を聞いてほしい。
私にはこれくらいのことしかできないけどひとりでも多くの人に知ってほしい。

http://www.akiramania.com/diary/0410.html#today





高校時代のこと

休日の朝、というか昼だな、もう。
レースのカーテンにカビが発生しているのをみつけて即座に洗濯機に放り込んだ。
浴室のカビも気になっていたのでカビ取り剤を吹き付ける。
うちのアパートは変なところがたくさんあって、その一つが浴室に換気扇がついてないことだ。窓はあるけど開けっ放しで外出するわけにも入浴するわけにもいかず、長時間お風呂につかっていると酸欠でハアハアしてくるのだ。
給湯器は外なので中毒にはならないけど、長湯の私はコマル。本も読めないじゃん。

というわけで、カビがすぐ生える。
しかもカビ取り剤を使うと部屋の中に臭いが充満して中毒になるんじゃないかと気が気でない。
その臭いのなかで食器を洗っていた。
食器洗いとか単純作業しているときってつらつらと色んなことを考えない?
とりとめのないことをとりとめなく考えるともなしに考えていたら、ふいに高校時代のある事件を思い出した。

それは今くらいの季節だったかもしれない。
高校2年のときのことで、同じクラスの女の子が3階の窓から飛び降りたのだった。
自殺、のつもりは全然なかったらしい。
割と成績もよくそれまで問題らしい問題も起こしたことがない子だった。
ちょっと大人っぽい雰囲気で、私とはグループが違っていてあまり話したこともなかったと思う。
彼氏ではないけど仲のよい男子がいて、その子が外を歩いている上から
「飛ぶから見てて!」と言って飛んだらしい。
命に別状はなかった。腰骨を骨折して長いこと入院していた。
事件が事件だから担任はわけがわからずアタマを抱えていたようだ。
余談だけど、このときの担任の先生は今は高校教師を辞めて「性教育を考える会」みたいなのを主催していてよく雑誌とかに載っている。
事件が事件だからクラスの子たちもお見舞いに行ったという話しは聞かなかった。

私は文芸サークルに所属していて、主に詩やときどき短い小説を書いたりしていた。
その事件にインスパイアされて短編を書いた。年に何回か文集を発行していて、翌年の文化祭で売る号に載せたのだと思う。

「飛ぶから見ててね」と言って飛んだ少女のはなしで、理由が理解できずに大騒ぎする母親やアタマを抱える担任教師などに、そんなんじゃないのに、と困惑しつつ結構冷めた目でまわりの大人たちを見ている、という内容。

彼女と話したわけじゃないけど、何となくそんな風に感じた。
その年ごろのビミョーな心理っていうのかな。
彼女とシンクロする部分があったのかもしれないが、今となってはわからない。

文化祭のあと、クラスで打ち上げをした。
初めてよそでお酒を飲んだ。
当時はチューハイなんて飲みやすいものはなかったように思う。
お酒を飲む、といえばビールかウイスキーだった。
水割りか、せいぜいコークハイ。
そんなに飲んだわけじゃないけど、自分の酒量もわからないので酔ってしまって吐いた。何人かそんなコたちがいたようだ。
横になっていると、例の「飛んだ」彼女がタバコを片手にそばに来て
「誰かキスしてくれた?」という。
首を振ると、いきなりかぶさって来て、やわらかい唇が重なってきた。
舌をちょっと入れてきて、すぐに離れていってしまった。

酔っ払ってぐるんぐるんしたアタマで「ゲロ吐いたばっかりなのに」と思った。
別にイヤな気持ちはなかったな。
それが私のファーストキスだった。

彼女は文集を読んだらしい。
読んでいるところを見たのか、本人がそう言ったのかは忘れてしまったけど。
感想を聞いたわけじゃないけど、私が書いたものが彼女の気持ちと重なるところがあったのかもしれない。
その後話し掛けてきたことがあった。
他愛もないことだったけど。

卒業後、三味線の名取だった彼女は芸大に行った。
その後はクラス会もなく、どうしているのか知らない。
卒業して25年かぁ…(どぇ~!に、にじゅうごねんかい)

なんで唐突にそんなことを思い出したのかなぁ。
人間の頭の中って不思議。
それとも近いうちに何か関連したことが起こるのかしらん。
そういうことってときどきあるよね。




たったひとつのたからもの

見てしまった。
ダウン症児とその両親の愛のドラマ。

「はぁ?ナゼ母親役が松田聖子ぉ?」
とキャストに違和感をおおいに抱きつつ、そのヘタな演技に突っ込みを入れつつも
やはり、母親の顔してるなぁ、と思った。
そして、やはり号泣してしまった。

ダメなのよぉー
特に子供がらみのドラマは。
もぉ、もれなく泣きます。
なにしろ幼稚園のお遊戯会見ても泣くんだから。

子供って一生懸命でたくましい。
その生命力に圧倒されるんだな。



人の印象って

私はよくキツそう、とかコワイといわれる。
第一印象が悪いらしい。
ま、確かにキツイところがあるのは認めるけど、そんなに恐くはないと思うんだけどなぁ。
イヤな人には無愛想だけど裏はないんだよ。

また、ある人は「おっとりしてそう」と言う。
子供を叩いたりしたことないでしょ、って。
そんなことない。
つまんないことで感情的になって怒鳴ったり叩いたりしたこともある。

落ち着いてる、とかアタマ良さそう、というのもあるな。
これも、ブー、だ。
ちょっとしたことでパニックになってますます墓穴掘っちゃったりしてるし
特にアタマがいいわけでもない。
よくぼーっとしてるのが落ち着いて見えるだけ。
これはある意味得トクしてるのかな?

人は何を見て印象を決めるんだろう。

大学時代の友人

前にも書いたが、6年ぶりに大学時代の友人と会って呑んだ。
毎年年賀状に「今年こそ会おうね!」とお互いに書きながらずるずると6年もたってしまったのだ(他にもそういう友人が何人もいるなぁ)。

彼女は背格好が私と似ていて、性格もイメージも違うのによく間違えられた。
一緒につるんでいて双子かと思われていたこともあった。
私はフェロモンがなくて全然もてなかったが、彼女は常に男を切らしたことがなかった。しかもダブってる時期が必ずあったりして。

女ってけっこう意地が悪いから、密かに、オバサン臭くなっているしおり(友人のこと)を想像していた。
が、「ひさしぶり~」と互いに駆け寄って言い合ったあと、
「なんだ、あんまり変わってないじゃん」と声を合わせて言ってしまった。
いや、ホント。
6年前、最後に会ったときはしおりが妊娠中でそれまでになく太ってしまっていたのだ。そのまま「母」と言う感じになってしまう人もたくさんいる。
彼女は娘が幼稚園に上がってから専門学校で講師として週2日働いている。
そんなことも彼女のオバサン化を食い止めているのかもしれない。
「今のコたち、モノ知らなくてさー」なんて嘆いていたけど。

「で、単刀直入に聞くけど」とビールのグラスを合わせるや私の離婚原因を突いてきた。
しおりは元ダンナのこともよく知っている。

何年ものブランクを感じずに話しが通じてしまう。
なんていうのかなぁ。細かいことまで言わなくてもニュアンスが通じるんだ。
普段、電話で話しているわけじゃない。
このコとは大学4年間仲良かったけど1度も誕生日のプレゼントのやり取りとかしたことないのだ。まるで男同士みたいな付き合い。
だから続くのかな。

話しているうちにしおり夫婦にもいろいろあることがわかった。
何となく感じてはいたけど。
「もう信頼できない。離婚はしないけど」と言っていた。
「夫婦でも友だちでも1番大切なのは信頼だよね」と意見がしっかり合った。

そう、愛とか以前に「信頼」なんだよ。

しかし、私が離婚したことを知ると、みんなまずビックリして(すごく仲のいい夫婦だと思われていたので)、そのあとちょっと羨ましそうな表情をするんだよなー。
何年も夫婦してるといろいろあるからね。
でも、子供のことや経済的に自立できるかとか考えるとなかなか離婚まで踏み切れない。実際かなりエネルギーが必要だからね。
でも私は同じエネルギーを費やすなら不毛なことより自分のために使いたかった。
考えようによっては自分勝手だけど息子たちはよくわかってくれている(はず)。
あとは私の生き方(そんな大そうなもんじゃないけどさー)を見てほしいと思う。

またねー、と手を振って別れた。
今度会うのはいつかな。











まいう~!ポトフ

ポトフにはまっている。
息子たちが週に1度、夕飯を食べに来る休日以外は料理をしないで過ごしてきたが
ここのところ気温が下がってきて、おでんとかポトフとかシチューとか鍋物とか
あったかいものが無性に食べたくなってしまったの。

おでんは息子たちが来た時につくったし、コンビニのも侮れないし、そう毎日食べたい物でもない。
ポトフは外ではなかなか食べられないし、つくるのは至極カンタンだ。
鍋に野菜とダシにもなる塊肉を放り込んでコトコト煮るだけだもん。

スーパーで水炊き用の地鶏の骨付き肉のぶつ切りを買ってきてニンジンと玉葱とカブと一緒に煮た。
その間に洗濯物をたたんだり、雑用を片付けて。
ときどきアクを掬うのも忘れずに、野菜がやわらかくなったら胡椒と塩でスープの味を調えて出来上がり。

北千住のマルイの地下で買ってきたポールのくるみパンと、デリのサラダとつくりおきのピクルス、白ワイン(例の紙パックいりの)で夕食だー。
ポトフの肉や野菜には粒マスタードと塩で好みに味をつけて食べるの。

鶏肉まいう~
ニンジン、玉葱、カブもほろほろとやわらかくて、まいう~
あ、そうだ、今度つくるときは長ネギも入れよう。
じゃがいもとかキャベツもいれよう。
トマト味にしてもいいよねー。
何しろシンプルなので飽きがこないんだな。

当分ポトフ熱は冷めそうにありません。
ウチに遊びにくる人は間違いなく食べさせられるので覚悟なさいませ!

人体の不思議展

大学時代の友人と久々に会うので、そのついでに有楽町の国際フォーラムで開催中の「人体の不思議展」を見に行った。
何でもすごい人気で、日本を一周してまた東京に戻ってきたらしい。
特に女性の来場者が多いそうだ。

平日の日中だというのにけっこう混んでいる。
若い人が多いかな。
みんなガラスケースに顔をくっつけるようにして熱心に見入ってる。

私は、正直言ってちょっと気持ち悪かった。
だってさー、死体なんだよ。
特別の処理を施してあって半永久的に腐らないらしいけど。
水分を抜いてあって、ツクリモノかと思うような質感でナマナマしくはないけど。
筋肉とかビーフジャーキーみたいなんだもん。
脳なんてモツみたいだしさー。
なんでこんなもん見ようという気になったんだっけ?

ああ、そうだ。

それは出口近くのガラスケースに収められていた。
3ヶ月~9ヶ月の胎児の標本。

8年程前に妊娠3ヶ月で流産したことがある。
お腹の中で死んでしまった胎児を掻き出さないといけなくて手術をした。
そのとき、赤ちゃんを見たかったけど、見せてもらえなかった。
そういうものなんだろう。
でもずっと3ヶ月の赤ちゃんってどのくらいの大きさだったんだろうって思ってた。
だから胎児の標本があると知って見に来たのだった。

手のひらに乗るくらいに小さい、だけどちゃんと人間のカタチをしている。
こんな大きさだったんだ。
眠っているような標本を見ていたら涙が込み上げてきた。

妊婦の10人に4人は流産するとか聞いた。
私のまわりにも何人かいる。
雅子さんもそうだった。
それは仕方のないことなんだって。
受精はしたけどうまく育たないことが起きてしまうのは。

わかってはいるけど、忘れることなんてできないよ。
私と同じ思いで見ている人もいるんだろうなぁ、なんて思った。







へそにピアス。

一昨日に続いて昨日も休みだった。
午前中は次男の中学の授業参観へ。
一緒に住んでいないので、こんなときくらいは行ってあげたいので休みの希望をだしておいたの。
次男はうれしいんだかどうでもいいんだか、男の子って分かりづらいなぁ、もう。
まあ、いいんだけど。

久しぶりに会ったママ友とランチして、午後から出かけた。

ずっと開けたかったんだけど痛そうで躊躇していたヘソピを開けに。
ここのSHOPはボディピアスの他にタトゥも彫ってくれる(そっちがメインか)。
実は私も左腕にワンポイントを入れているの。
イイトシしてアタマオカシイと思われると困るのであまり人に見せないようにしているけど。
親にももちろんナイショ。
泣かれちゃうからね。

耳のピアスは大学生のときに当時付き合っていた彼氏に開けてもらった。
20年以上前のこと、ピアッサーなんてなくて注射針の太いのを看護婦の友だちに病院からくすねてきてもらった。
初体験の彼にピアスの穴を開けてもらうなんて、何やら象徴的ではありますな。

さて、ペソピだ。
消毒をしてマジックで印しをつけ、ニードルと言ってたけど多分針状のツールで(コワイから見なかった)ぶすり、というかけっこう力を込めて突き通して、あとからピアスを装着。
痛いと言えば痛かった。
でもガマンできない痛みではない。
自分のお腹の皮に穴を開けられるのが気持ち悪いというか、変な感じがしただけ。

だいたいさー、2人も子供産んでるクセに痛いとか何かわいぶってんのー!
だよね、実際。
TATTOO入れたときも思ったより全然痛くなかった。
寝れるわ、こりゃ。と思った。
でも弱い痛みでも持続すると消耗するのね。
1時間くらいで疲れてくるのだ。
陣痛というのはよくできてるわ。
何分かおきにウソのように痛みが引いてしまう。
ずーっと続いてたら死んじゃうな、きっと。

オキシドールで消毒してください、とかアフターケアの説明を聞いておしまい。
次回また墨を入れたいので図案の相談をして、施術日を予約してきた。

今度は胸に入れるんだ。
オバサンの垂れたおっぱいなんて誰も見たがらないだろうから人の目に触れることはほとんどないだろうな。
それでいい。
フツーの同年代の男だったら引くだろうな。そういう人との再婚はありえないだろうな。
それでいいの。

お互いを認め合えない、依存しあうだけの結婚なんて、もう2度としたくない。