ONSENSライブ! | 気ままにバツイチ・シングルライフ

ONSENSライブ!

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4日は休みだった。
夕方から雷雨になり、ヘタレの私は正直キャンセルしようかとすら思った。
AKIRAさんたちの歌は何度か聴いていたけど、私の心に訴えるものは感じられなかった。
あまりに真っ直ぐすぎてなんだか泥臭いような、みんなが感動したっていってるのをちょっと醒めた目で見ているような(感性が鈍った大人って嫌ですね)。
だからライブ自体にはほとんど期待はなく(AKIRAさん、メンバーの皆さんごめんなさい)、久しぶりにAKIRAさんに会いに行こうと出かけたのだった。

江古田倶楽部に入って木戸銭(?)を払っていると、AKIRAさんが来て「久しぶり~!」とハグしてくれた。
メンズノンノに出たりして、最近遠くなっちゃった気がしていたAKIRAさんとの距離が一気に縮まったみたい。
色んな人に紹介してくれるんだけど「離婚したEmiさん」って他に言いようがないんかい!
以前はほとんどがネアリカンだったのにすごい勢いで芋づる式に交友関係が広がっているのに改めてびっくり。
旧知のジュンジュンがいてうれしくなった。
ライブが始まると「おぬしの身長では見えないでしょう」と、ジュンジュンは自分が座っていたベンチに私を立たせてくれた(ありがとー!)。
AKIRAさんが歌っているほぼ正面。

1曲目の「レインカネーション」で早くもこみ上げてくるものがあり、涙があとからあとから止まらなくなった。
ぼたぼた流れる涙を拭いもせずに聴き入った。
なんだよ、期待してなかった、とか言っちゃって。
初めて聴いたわけでもないのに。

そしてどんどんまわりと一体化していき、「ギャツビー!」と叫び、一緒に歌い、笑い、踊った。
いつものテンションの低い自分じゃなかった。
上手く言葉に表すことができない自分がもどかしい。
「すごかった」なんて薄っぺらな言葉!
今でも思い出すとドキドキするようなあの昂揚感。
うわー、なんて語彙が乏しいんだろう!

パーカッションもそれは素晴らしかったけど、改めてTAKEさんのギターに痺れた。
いつも控えめで静かに笑っているTAKEさんが(AKIRAさんのアクが強すぎて余計そう思うのかも)あんなにカッコイイなんて。
サイコーにイカシテマシタ。
オベーションの音色ってあんなにきれいだったのね。

ライブのあと、AKIRAさんが「ハッピー・バースデイ!」と言ってくれた。
確かにあのとき私は生まれ変わったのかもしれない。

この数日、私の中で何かが分解し、バラバラになったそれらを再構築しようとしているらしく、ごちゃごちゃとワケのわからない感情に右往左往させられている。
自分の中の天使と悪魔が互いに主張しあっている。
今まで必死で悪魔を押さえつけていた、それこそが人生の目標のように。
私に与えられた課題なんだ、修業なんだって。
でもAKIRAさんはそんなこと言わない。
落ちるとこまで落ちてみろって。
自分のなかの悪魔も含めて丸ごと愛そうぜって。
なにが正しいのか私にはわからない。
だけど、「ああ、そうなんだ」って自分が許されたような気がした。

これから私はどうなるんだろう。
いくつになってもオロオロと揺れ動く感情を抱えたままで私は今日も生きて行く。