「きゃー」 | 気ままにバツイチ・シングルライフ

「きゃー」

今朝けっこう大きな地震があった。
今日は早番でしかも雨なので電車で仕事に行かなくてはならない。
少し早起きして、ぼんやりしながら歯を磨いていた。
鏡を見ているとなんか視界がゆ~らゆ~ら揺れている。
あ、れ~、昨日呑み過ぎたかな~(2時帰り)とか思っていたらホントに揺れていた。

 

地震や雷やゴキブリが現れたとき、女の人は大概「きゃー!」とか「やーん」とか叫ぶらしい。
私は、叫ばない。
というか、驚いた時や怖いとき反射的に悲鳴につながらない。
どっちかというと、息を呑んでしまうほうだ。
そして騒ぐべきか状況を判断すると、たいしたことがない方が多い。

 

そうすると周りの人に「○○さんて冷静よねー」とか言われるワケ。
別に冷静なわけじゃない。
人一倍怖がりで臆病なのだ。
怖いものが多いから、無駄に怖がりたくないわけよ。
ゴキブリが出た時だって、一瞬息を呑む→こっちに向かって飛んできた…ってことになったら叫びますよ、私だって。
ええ、叫びますとも、「ぎゃ~~~!!!」って。

 

先日息子がご飯を食べにきたときも
「霊感の強い友達がさー、ついに見ちゃったんだって」とかニヤニヤしながらしゃべり始めるので
「やーめーてーよー、お母さんひとりなんだからー!」と耳を塞いで必死で抵抗した。
ったく、携帯の料金誰が払ってやってるんだよ。
自分だってつい数年前まで「お母さん、怖い夢見ないようにってチューして」なんて甘えてたくせに。

 

男の人は「きゃー!」っていう女の子の方が可愛いと思うよね、そりゃあ。
かくして私は地震にも雷にもゴキブリにも動じない(かのように見える)可愛げのない少女期を過ごし、そのまま今に至っているわけだ。

 

だけどね、実際問題として、本当に驚いた時、恐怖に慄いたとき、「きゃー!」なんて言わないよ。
そうゆうときはやっぱ「ぎゃ~~!」でしょ。